更正修理工程

春日部桐たんすの起こり

春日部桐たんすの起こり

春日部桐たんすの起源は、江戸時代、日光東照宮の造営に参加した工匠の一部が、当時桐が豊富にあった春日部に滞在し、住みついた事に始まります。
江戸時代中ごろには、小規模ながら産地が形成され、末には、観音院の修理寄付帳に、78名の職人の名が記されています。また、同じ江戸時代、明和の都市、1772年に造られた堅固な桐たんすも今日に伝えられています。

春日部の桐たんすは、その後も、一般から皇室に至るまで、幅広い支持をいただいています。
意匠や用具に変化がみられこそすれ、昔ながらの伝統技術が継承され、多く世に送り出してきました。
最近は形式、大きさ共多彩で、扉や錠などの金具にも美術工芸品的な要素が加わり、現代的感覚も採り入れられて、和洋のインテリアに融けこみ、世代を超えて多くの支持を得ています。

それを近代に至り桐ダンスの延長線上に日本における家具の和風モダーンの典型として開花したのが、佐藤内閣総理大臣賞受賞、Gマーク選定によるポロニアであるとされます。
この伝統的技術を継承して、桐ダンスの更生修理のサービスを致します。

桐たんす削り直し・更正修理のすすめ

桐たんすの削り直し再生とは、長らく使い古した愛着のある桐たんすをこの際だから新しくしたいとか、おばあちゃんが長い間慣れ親しんできた高価な桐たんすなどを譲りうけ、新しくリフォームすることです。
70~80万かけて新しく買い換えるよりも、13~14万で新品同様に使える桐たんすにリフォームすることが本当にエコな生活であると思いませんか?

なぜ桐たんすが今削り直しリフォームなのか

昔は娘が一人生まれたら桐の苗を家の近くに一本植えたといわれて語り継がれてきました。
そしてその娘が適齢期になり嫁入り道具として桐たんすを持たせるのが、恵まれた家庭の慣わしでした。
当然この桐たんすは数十年も前に地場産の良質の材料を使用して製作されたものですから、削り直しの再生が必要なのです。
現在国産の桐たんすであっても、材料は中国などの輸入材料が多いです。
モヤシのように自然に生えた輸入桐材を使用した新しい桐たんすよりも、古くても削り直しができる桐たんすに価値があるのです。
ここに、削り直してリフォームする意味が十分あるのではないでしょうか。

桐たんす手直し リフォーム再生の工程

1.桐たんすの表面 裏面 側面及び引き出し底板の割れ目補習

それぞれの板の割れ目に、適合する同じ形状の部材を差し込み接着した後カンナを掛けて平面化し、割れ目をふさぎます。

2.桐たんす部材の欠けや小口うち傷など

欠け傷や小口うち傷などの周辺を切除して、その部分に新しい桐部材を接着加工して、その傷部材を再生します。

3.シミ 汚れの削り直し

桐たんす全体の削り直しの過程でシミや汚れは新しく蘇生されます。これが桐たんすの特性です。

4.最終塗装仕上げ

1~3の基礎的部材の加工が終わると、最終塗装仕上げがされます。

5.金具付け

最終塗装仕上げが終わりますと、最後に金具をつけて納品できる完成品となります。

最終仕上げの方法について

とのこ仕上げ

とのこを塗って平面的でおとなしい仕上げです。
地味ですのでウォークインクローゼットの中に収納する場合などに良いでしょう。

うずくりとのこ仕上げ

うずくりを掛けると柾目の硬い部分が残り、柔かい部分が削り落ちて表面が凹凸になります。
その上にとのこで仕上げます。桐たんすの一般的な仕上げ方法で、いわゆる桐たんすの見栄えがあります。

時代仕上げ

15cm以上の柾目のムクイタ桐を焼いて木目をだして仕上げます。
汚れに強く濡れてもシミに残りにくいです。仕上げが特殊でむしろ趣味性の価値があるといえましょう。

漆仕上げ

すり漆を塗り民芸風の高級仕上げになります。

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